被害2000万円に拡大 ゆうちょ銀社長「補償含め対応」―ドコモ口座不正出金
NTTドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を使って預金が不正に引き出された問題で、同社は11日、午前0時時点の被害が73件、約1990万円に拡大したことを明らかにした。問題の全容は判明しておらず、被害は今後も拡大する可能性が高い
一方、ゆうちょ銀行の池田憲人社長は11日の記者会見で、同行でも被害が発生したことについて「被害に遭われたお客さまへは補償も含めて対応する」と語った。
10日の正午現在で被害は66件、約1800万円だった。不正な預金引き出しがあった銀行は1行増え、計12行となった。ドコモは現在提携する35行で口座の新規登録を停止している。
高市早苗総務相は11日の閣議後記者会見で、預金者が被害に気付かないケースもあると指摘。その上で「金融機関側で(預金者が)被害に遭った可能性がないか確認に努めてほしい」と述べた。
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