病床のひっ迫具合 最も深刻「ステージ4」該当なし 新型コロナ
2020年9月12日 16時18分
感染状況に関する都道府県ごとの最新のデータが公表され、「病床のひっ迫具合」では、指標の上で最も深刻な「ステージ4」に該当した都道府県はありませんでした。
一方、「ステージ3」には沖縄県や石川県など10都府県が該当しています。
政府の分科会は、新型コロナウイルスの感染状況を4つのステージに分類し、このうち爆発的な感染拡大への備えが必要な「ステージ4」と医療提供体制に大きな支障が
出ることが懸念される「ステージ3」については目安として具体的な指標を示しています。
「病床のひっ迫具合」では、「最大で確保できる病床の使用率」が50%以上になった場合などにステージ4に該当しますが、厚生労働省によりますと、今月9日時点で
該当する都道府県はなかったということです。
一方、「最大で確保できる病床の使用率」が、ステージ3の指標の20%以上だったのは10都府県でした。最も高かったのは、
▽沖縄県で44%、
▽石川県が40%、
▽東京都が31%、
▽福岡県が30%、
▽福井県が28%、
▽大阪府が27%、
▽愛知県が26%、
▽三重県と徳島県が23%、
▽群馬県が22%となっています。
政府の分科会は「指標はあくまで目安で国や都道府県は地域の状況などを踏まえて総合的にステージを判断する必要がある」としたうえで11日、観光需要の喚起策、
「Go Toトラベル」について「ステージ3」と判断された都道府県については事業からの除外を検討することなどを提言しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200912/k10012614931000.html