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https://digital.asahi.com/articles/DA3S14571990.html
ルパン名場面など、画業たどる アニメ名匠・大塚康生、米寿でイラスト集
「ルパン三世」(1971年)や「未来少年コナン」(78年)などの作画監督を務めた名アニメーター大塚康生(89)の多彩なイラストを集めた『大塚康生画集 「ルパン三世」と車と機関車と』が、玄光社から出た。少年時代から「動くメカ」をこよなく愛し、その描線には躍動感と温かみがあふれる。
東映動画(現・東映アニメーション)で日本初のカラー長編アニメ「白蛇伝」(58年)を手がけ、同社を離れた後も、弟子に当たる宮崎駿監督の「コナン」や「ルパン三世 カリオストロの城」(79年)などで腕を振るった。
戦時中は山口や九州で機関車を描き、敗戦直後は進駐軍の車両を克明にスケッチ。アニメーターとしてもカーチェイスなどアクションを得意とした。「ルパン」制作時に乗っていたフィアット500はルパンの愛車になり、イラストでもたびたび描いた。画集は、こうした画業を大塚の解説と共にたどる。
動かすのが身上のアニメと違ってイラストは一枚絵。米寿を祝って企画された本書の前書きで大塚は「動かないことへの欲求不満が絵の密度に転化していると良いのですが」とコメントしている。