最後のミニ事件簿「ナビ通りに来たのに」
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▼先日、大分東署に「ここ、どこですか」と若い女性が駆け込んできた。事情を聴くと、「陸路で四国に帰りたい」という。車で北九州市へ旅行に行った帰路、間違って県内にたどり着いてしまったようだ。
署員は車も積める「フェリーがある」と案内したが、「陸路がいい」とかたくな。仕方なく最寄りの高速道のインターチェンジを教え、女性は署を後にした。「そもそもなぜ大分県に迷い込んだのか」。気になってスマホで経路を調べると、県内を通って海路で帰るルートが出てきた。
「女性は確か『ナビ通りに来たのに』と言っていた。最新機器は便利だけど、過信は怖いものだ…」
〇ミニ事件簿、今回で終了
大分合同新聞の「ミニ事件簿」は1978年に始まり、40年以上の歴史を誇る夕刊の名物コーナー。警察、消防などを担当する若手記者たちが取材の基本を学ぶとともに、彼らの登竜門となってきました。
4月1日から朝刊と夕刊を統合するため、夕刊は3月31日で終了。ミニ事件簿も今回で最後となりました。これまでご愛読ありがとうございました。