英ウェールズ中部ポーイスのアベルホサンでは過去18か月にわたり、毎朝7時になると村中でブロードバンド接続(DSL)が不安定になる問題が発生していたのだが、
中古のテレビ受像機が出すノイズが原因だと判明したそうだ(ISPreviewの記事、 BBC Newsの記事、 The Registerの記事、 Ars Technicaの記事)。
当初、アベルホサンでブロードバンドサービスを提供するBT傘下のOpenreachでは古いケーブルが原因だと判断していたが、ケーブルの置き換えが完了しても問題は解決しなかった。
そのため、Openreachのエンジニアはスペクトラムアナライザーを用い、村中で電磁波障害の原因を探し回ったという。
その結果、ある家庭で使用しているテレビが強いバーストノイズ(Single Isolated Impulse Noise: SHINE)を発していることが判明。この家では毎朝7時にテレビの電源を入れていたそうだ。
テレビが村中でブロードバンド接続障害の原因になっていたことを知らされた住人は、このテレビを二度と使わないと約束したとのことだ。
https://it.srad.jp/story/20/09/24/0441252/
Old TV caused village broadband outages for 18 months
https://www.bbc.com/news/uk-wales-54239180