“センチュリー”に「乗ってください」で大炎上 兵庫県知事が公用車を選ぶ基準とは
https://news.yahoo.co.jp/articles/a96e60287ee4eb9567c16d30e5132dc5c308c6a2
乗ってみてください。乗ってみてください」
自身の専用車としてセンチュリーを採用したことの是非を問われ、井戸敏三・兵庫県知事は確信を込めた表情でそう繰り返した。
実際に乗ってみれば、2,000万円クラスの車を「財政に苦しむ地方自治体の公用車」として採用する理由がわかるのだろうか。
とりわけ説明責任に配慮すべき「税金の使い道」という問題に関して、聞く側に「体験型理解」を求めるというのは前代未聞といえる。
しかもその理解が、多くの人間にとって一生縁のない(少なくとも筆者にはなさそうである)皇族御用達車両の乗車体験を前提としているのだから、反感を買うのも当然だろう。
安全性や走行性能、それらしい理由を提示してはいるが、「2,000万円」に対する説得力は脆弱であり、各方面からの批判はいまだ収束の兆しを見せていない。
実際のところセンチュリーを公用車としているのは兵庫県だけではないが、庶民感覚との著しい乖離を自ら露呈してしまった井戸知事に対する批判はしばらく続くと思われる。
とはいえ、自ら矢面に立ち説明責任を果たそうとする井戸知事の姿勢は見上げたものであり、結論ありきの批判を繰り返すのも生産性がない。
ここでは、井戸知事のセンチュリー採用に対する言い分に耳を傾けたうえで、客観的な観点からその是非を問う。
(以下ソースで)