新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタミン」の正体
https://president.jp/articles/-/40384
ビタミンDの免疫調整作用が感染症に効果的
上気道炎(鼻やのどなど上気道に起こる炎症)予防の目的でビタミンDを投与することは有益とされており、
ビタミンDと季節性に変化する感染症とのあいだには、何らかの関係があると考えることが自然でしょう。
WHOも上気道炎予防にビタミンD摂取を推奨しています。
では、なぜビタミンDは感染症のリスクを減らすことができるのでしょうか。
これにはいくつかのメカニズムが考えられますが、世界のこれまでの研究では主に以下のような事実が確認されています。
・ウイルスの複製率を低下させる物質の誘導
・炎症性サイトカインの濃度の低下
・抗炎症性サイトカインの濃度の増加
ビタミンDが持つ免疫調整作用により、体内で起こる炎症が抑制されるために、感染のリスクが低減すると考えられます。
※参考
【新型コロナ|更新】「感染症予防にビタミンDが効く」等の情報に注意
https://hfnet.nibiohn.go.jp/notes/detail.php?no=2105