[ソウル 10日 ロイター] - 韓国を訪問中のビーガン米国務副長官は10日、北朝鮮がトランプ政権下で対米関係を根本的に改善するチャンスを逃したと発言、自身の後任に対し関与を継続するよう求める考えを示した。
ソウルのシンクタンクで講演したビーガン氏は、非核化交渉の停滞に失望したと発言。「残念ながら、過去2年間は、北朝鮮側が多くのチャンスを無駄にした。北朝鮮は交渉の障害を探すことに力を入れ、関与のチャンスを生かそうとなかったことがあまりにも多かった」と述べた。
ビーガン氏は、トランプ大統領が北朝鮮とのトップ外交を重視したのは間違いではなかったとも発言。「大胆なビジョンだった。漸進主義的な多くの主張を疑問視するものだった」と述べた。
ビーガン氏は北朝鮮に対し数カ月以内に協議を再開するよう呼び掛けた。米国の次期政権には「戦争は終わった。対立の時代は終わった。平和の時代が訪れている」とのメッセージを送った。
https://jp.reuters.com/article/usa-southkorea-biegun-idJPKBN28K0MF