7日から暴風雪に見舞われ広い範囲で停電が発生した秋田県で、自宅内で発電機を使用したとみられる夫婦が死亡していたことが11日、分かった。一酸化炭素(CO)中毒の可能性がある。
二ツ井消防署(同県能代市)によると、死亡したのは同市二ツ井町の60代夫婦。8日午前、知人から「玄関で人が倒れている」と119番があった。救急隊の到着時には既に死亡しており、玄関に発電機があったという。付近住民によると、周辺では7日夜から停電していた。
製品評価技術基盤機構(NITE)は、発電機の排ガスに一酸化炭素が含まれているとして、屋内や車内では使用しないよう注意を呼び掛けている。使用する場合は風通しの良い屋外に置き、延長コードで電源を取る方法を勧めている。〔共同〕
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG111AE0R10C21A1000000