大分県宇佐市の飲食店駐車場で昨年3月、女児(当時3歳)が軽トラックにはねられて死亡した事故で、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)に問われた中津市の男の被告(72)の初公判が5日、大分地裁中津支部であり、被告は起訴事実を認めた。検察側は禁錮1年6月を求刑し、弁護側は執行猶予付きの判決を求め、即日結審した。判決は19日。
起訴状では、被告は昨年3月14日夜、軽トラックを運転し、宇佐市の飲食店駐車場に進入。家族らと一緒に店から出てきた女児をはねて死亡させた、としている。
検察側は論告で、被告がシラスウナギ漁に向かう途中、赤信号の停車時間を惜しんで近道となる駐車場を通り抜けようとしたとして、「交通法規を軽視した態度は非難に値する」と指摘。弁護側は「(被告は)猛省している」と述べた。
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