雇調金の不正受給2.7億円 田村厚労相「許されない」 [新型コロナウイルス]
https://www.asahi.com/sp/articles/ASP46563LP46ULFA00T.html
田村憲久厚生労働相は6日の閣議後会見で、新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ちても休業手当を払って雇用を守った企業を支援する雇用調整助成金(雇調金)について、不正受給が44件、総額2・7億円あったと明らかにした。
実際は従業員が勤務していたのに休業したと偽って受給するなどの手口が相次いでいるという。支給する前の審査時点で不正と判断したものも37件、総額4・3億円分あった。
田村氏は会見で「非常に遺憾で、許されないこと」と述べた。不正が発覚した企業に対しては支給した2割増しの金額での返還を求め、5年間は雇用関係の助成金の申請を受け付けないという。