「批判的な記事を消せと命令された」 ネタニヤフ首相の汚職裁判で初証言 イスラエル
4/6(火) 15:04配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9f7c1ef101cc982b69e5fe73787ae3fc64ad103
イスラエルで5日、ベンヤミン・ネタニヤフ首相の汚職疑惑をめぐる裁判が始まった。
最初の証人となったニュースサイトの元最高経営責任者(CEO)は、ネタニヤフ氏に不利になる記事を「消す」よう命じられたと証言した。
ニュースサイト「Walla」のイアン・イエシュア元CEOはさらに、オーナーのシャウル・エロヴィッチ氏から
ネタニヤフ氏のライバルを攻撃する記事を書くよう指示されたと述べた。
検察側は、ネタニヤフ氏が自分に好意的な記事を書いてもらう見返りとして、エロヴィッチ氏に
数億ドル相当の利益を生む規制上の便宜を図ったと指摘している。
ネタニヤフ氏とエロヴィッチ氏は共に容疑を否認している。
イスラエルでは過去2年で4度の総選挙があったが、与野党共に過半数を獲得できず、政情がこう着状態に陥っている。
今年3月の総選挙でも同様の結果になった。 これを受けてレウヴェン・リヴリン大統領は今週にも各党の党首と会談し、
連立協議を主導する人物を決定する見通し。