シンガポール・南洋理工大学(NTU)の研究チームは、草木から自然に発せられる微弱な電気パルスを測定できる電極を植物に接続。この技術を利用し、スマホアプリのボタンを押すとハエジゴクの二枚貝のような葉がパタンと閉じるようにした。
次に、ハエジゴクの葉をロボットアームに取り付け、太さ0.5ミリの針金1本を持ち上げたり、落下する小さな物体をキャッチしたりすることに成功した。
この技術はまだ初期段階にあるが、ゆくゆくは、硬いロボットアームでつかめないような壊れやすい物でも持ち上げられる高度な「植物ベースのロボット」の開発に利用できるかもしれないと研究チームは期待している。
このシステムでは、植物が発する信号も感知できるため、農作物に生じている問題に早い段階で気付きやすくなることも考えられる。
https://www.afpbb.com/articles/-/3341970