「Pixel 5a(5G)」はなぜ日米限定? 半導体不足だけじゃない、Googleの戦略を読み解く
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2108/21/news036.html
発表されたPixel 5a(5G)は、日本と米国のみで展開される。
驚いたのは、欧州やアジアではなく、日本が含まれていたことだ。Googleのお膝元である米国を除くと、
日本は唯一の海外市場ともいえる。しかも、過去のaシリーズと同様、FeliCaを搭載する専用のカスタマイズまで行っている。
では、なぜGoogleはここまで日本市場を優遇しているのか。その理由に迫った。
PixelシリーズはAndroidを手掛けるGoogle自身が投入する端末で、
3年間のOSアップデートが保証されている点は購入する上で安心材料になる。発売時のOSバージョンはAndroid 11だが、
8月以降の配信を予定しているAndroid 12や、まだその姿すら見えていないAndroid 13にも対応する。
特にミドルレンジモデルの場合、コストのかかるアップデートに消極的なメーカーもあり、差別化のポイントになる。
Googleの“日本優遇”は以前から続いている。初代の「Pixel」や2世代目の「Pixel 2」は発売が見送られたものの、
「Pixel 3」を投入するにあたって日本独自仕様のおサイフケータイに対応。2020年10月のPixel 4a(5G)は、
その他の国や地域より1カ月以上早く先行発売している。