公明代表「与党で過半数」 防衛費2%以上は否定的
2021/10/15 19:35
公明党の山口那津男代表は15日、産経新聞など報道各社のインタビューに応じ、次期衆院選(19日公示、31日投開票)の勝敗ラインについて「与党で過半数を取るのが至上命題だ」と語った。「どこまで上乗せできるかは努力次第だ、1議席でも増やせるよう全力をあげたい」とも述べた。
自民党が防衛費について「対国内総生産(GDP)比2%以上も念頭に増額を目指す」と公約に明記したことについて、否定的な考えを示した。「社会保障などへの資源配分が増えていく傾向の中で防衛費だけを突出させ、急に(現行の1%水準を)2倍にするような資源配分は国民の理解を得られない」と主張した。
衆院広島3区で出馬する同党の斉藤鉄夫国土交通相が比例代表で重複立候補する可能性を問われ「公明は選挙区候補が比例と重複で立候補することは行ってこなかった。原則を打ち破ることにはならないのではないか。選挙区候補として勝ち抜く決意が有権者に届くことが大事だ」と語った。
https://www.sankei.com/article/20211015-J3ES73AN4JJGZJODCVN6ZNSHUM/