プロ野球の千葉ロッテから契約を解除された清田育宏元選手が、処分は解雇権の乱用だとして地位の確認や慰謝料1100万円などを求める訴訟を東京地裁に起こしたことが4日、分かった。元選手の代理人弁護士によると、プロ野球選手が契約解除を理由に球団側を訴えるのは初めてとみられる。<下へ続く>
地裁(片野正樹裁判長)で同日開かれた第1回口頭弁論にロッテ側は出席しなかったが、答弁書で請求棄却を求めた。
ロッテ、清田との選手契約解除 不適切行動、背信重なる―プロ野球
訴状などによると、清田元選手は昨年秋、札幌遠征中に球団のルールに違反する形で一般女性と会食。今年1月に無期限の謹慎処分を受けた。処分は5月1日に解かれたが、直後に写真週刊誌で複数回にわたる別の女性との面会を報じられた。ロッテは球団の社会的評価が低下したほか、誠実な姿勢も見られないなどとして同月23日付で契約を解除した。
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