>>106 日銀の政策は基本全て金利を誘導するもの
何の金利をどのように誘導するかで効果は変わる
そしてETFのようにデメリットがある場合が多い
だから黒田総裁をはじめ多くの人は金融政策に限界があるとしている
ETF買い入れも今は縮小されていることから分かるように大して効果的ではない
その上で買い入れ対象資産を検討すると、
まずETF買い入れは企業の資金調達コスト(金利)を下げる
次に長期国債の買い入れは長期国債の金利を下げ国の財政コストを減らす(インフレ税で間接的に徴税できる)
しかし放漫財政を招きやすい
最後にアメリカがリーマンショック時にQEと銘打って買い入れた住宅ローン債券
これは個人の住宅ローンに対する債権を集めて金融商品化したもの
個人の住宅取得にかかる資金調達コストを減らす働きがある(リーマンショック自体が住宅バブル崩壊によるものなのでそこへの流動性供給が主目的だが)
これも住宅ローン債券自体の焦げ付きリスクや住宅バブルを招くリスクがあるというデメリットがあるけど、個人的には家計に直接メリットがある金融政策だから筋がいいと思う
まとめると、今以上に費用対効果がある金融政策はないし、今の政策の効果が費用を上回っているかも議論の余地がある