仕事が減らない…
日本全国、どこもかしこも働き方改革で盛り上がっている。さながらブームの如し。プレミアムフライデー、有給取得促進、定時退社日の設定、オフィス一斉消灯、テレワークの推奨……。たしかに、早く帰りやすくはなった、休みやすくはなった、出社しなくても良くなった。業務の効率化も進んできている。
しかし、一方で現場からはこんな嘆きの声も聞こえる。
「仕事が終わらない…」
「ガバナンスだ、リスク管理だなんだで、仕事のための仕事が増える。勘弁して欲しい」
「効率化されているはずなのに、仕事自体は減らない」
「帰ったことにして、こっそり仕事している」
「仕方がないので、残務を家に持ち帰っている」
「結局、個人の気合と根性でナントカしろってことですか?」
業務全般が改善されても、仕事自体は減らない、終わらない……。
一時は皆定時で帰るようになったし、休日出勤しないようになった。しかし、気がつけばまた元の状態に戻っている。今日も残業、明日も休日出勤。定時で帰っているのは人事部だけ。
なぜ「働き方改革」をしても、私たちの仕事はラクにならないのか? なぜ結局元に戻ってしまうのか?
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/52647