https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220428/3000022254.html 検察審査会申し立て 署名偽造事件秘書など起訴されず「不当」
04月28日 18時40分
愛知県知事のリコール・解職請求をめぐり、アルバイトを使って署名を偽造したとして、リコール活動団体の事務局長とともに逮捕された事務局長の妻や、書類送検された団体会長を務める高須克弥氏の秘書などが起訴されなかったのは不当だとして、名古屋市の弁護士が検察審査会に審査を申し立てたことがわかりました。
愛知県の大村知事のリコールを求める県民の署名が偽造された事件ではおととし10月下旬、佐賀市内でアルバイトを使って署名を偽造した罪に問われているリコ−ル活動団体の事務局長、田中孝博被告(60)らとともに地方自治法違反の疑いで逮捕された田中被告の妻など2人や、書類送検された団体の幹部だった元常滑市議会議員の男性、団体の会長を務める美容整形外科「高須クリニック」の高須克弥院長の秘書などあわせて7人について、名古屋地方検察庁は3月、いずれも起訴猶予にしました。
これについて、名古屋市の弁護士がこのうち6人を起訴しなかったのは不当だとして、検察審査会に審査を申し立てたことがわかりました。
今月19日に受理されたということで、検察審査会は今後、検察の処分が妥当だったかどうか判断することになります。