「日本人はおいしいものを知らない」中国で大人気のザリガニを追う
アメリカザリガニは日本で生態系などに被害を及ぼす外来生物として規制する対象だが、中国では近年、夏の味覚として人気だ。飲食など関連産業を含めた市場規模は4200億元(約8・4兆円)に上る。日本の国会がアメリカザリガニの販売などを禁じる改正法を可決した際には、中国のインターネット上で「日本人はおいしいものを知らない」などと話題になった。だが中国のザリガニは、実は日本とも浅からぬ縁があるようだ。
湖北省の省都・武漢市から車で西に約3時間。潜江(せんこう)市の中心部に着くとザリガニの巨大なモニュメントに出迎えられた。中国最大のザリガニ生産地・湖北省の中でも潜江市は一、二の生産量を誇る。人口約100万人のうち5人に1人がザリガニ関連の産業に従事し、中国の「小龍蝦之郷(ザリガニの郷)」とも称される。
「夏はやっぱりザリガニだよ」。市内の飲食店では地元住民が友人らと大皿を囲んで楽しそうにザリガニを食べていた。記者も見よう見まねで殻をむき、恐る恐る口に運んだ。サンショウなどの香辛料の香りと共に、エビに似た濃厚な味が口の中に広がる。
食べ方は、香辛料を利かせる▽ニンニクをたっぷり使う▽シンプルに蒸す――など、さまざま。潜江市の「ザリガニ博物館」によると、同市には128通りもの調理方法があるという。楊子琳解説員は「多様な調理方法が編み出されたおかげで子供からお年寄りまで楽しめる食材になりました」と話す。
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今年5月、日本の国会がアメリカザリガニの放流や販売を禁止する改正外来生物法を可決した際には、中国の国営メディアが大々的に報じた。中国のネット上では「これは恐ろしいニュースだ」「おいしいので繁殖しすぎて困ることはない」といった書き込みが相次いだ。
日本で「厄介者」扱いのアメリカザリガニ。中国では夏の食卓を彩る「人気者」であるうえに、農家の所得を増やす救世主にもなっているようだ。
https://mainichi.jp/articles/20220822/k00/00m/030/143000c.amp
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