ウクライナ軍の戦車旅団は薄く展開している為に、高確率で待たれていたウクライナ南部での反撃が未だに勢いを獲得していない説明の助けになる可能性がある。
ウクライナ軍がより多くの機甲部隊を持ちこたえられない主な理由は、恐らく兵器より人員であろう。
厳密に、幾つの戦車旅団があるのか不明である。
多分6個旅団、多分5個旅団。多分もっと少ないかもしれない。
ウクライナ軍は人手不足のままになっている習慣がある - 実際には存在しない-部隊が書類上に存在し、
時々メディアにしつこくこれらの実在しない部隊が売り込まれる。
したがって観測している者達は、旅団の戦闘の前に、その旅団が実在するか証拠を探さなければならない。
この基準によると、第1、第3、第4,第17戦車旅団は確実に実在する。
第5,第14戦車旅団はそれに反して…大部分は架空であるかもしれない
戦車旅団は全ての機械化軍の要である。大砲は戦場を形作る。歩兵は領域を維持する。
しかし戦車はその速さ、移動力、火力、防御力 ー 的に近づき破壊し、軍に地上を占領させることを可能にする。
ウクライナの戦車旅団は、3個ないし4個旅団、もしくはもっと少ないかもしれない。旅団間では100両かそこらの戦車と、数千人の兵士たちがいる。
第1戦車旅団はほぼ間違いなくウクライナの最も優れた機甲部隊で、改修されたT-64戦車を使っている。
2月終わりに始まったウクライナでの最初の広い戦線での戦争で、キエフ東部のチェルニヒウを防衛した。
3月末にロシア軍からキエフ郊外から撤退後、戦闘は東部のドンバス地方にシフトした。
第1戦車旅団は戦線から引き上げ、長期の再編成と休養に入っている。
3ヶ月後に同旅団は再びウクライナ南部のザポリージャ州に登場した。
第3戦車旅団、予備部隊でT-72を擁してドンバスで戦闘をしていた。
今日ではウクライナで最も攻撃されやすいロシア国境からわずか37kmにあるハリコフ周辺の戦線を維持していてる。
T-64を擁する第4戦車旅団も同様に、ドンバスで戦っていて、現在も依然として東部にいるようだ。
T-64を擁している第17戦車旅団は多分現在最も重要である。
南部ウクライナでロシア占領下のヘルソン州北東48kmにあるInhulets川を超えた橋頭堡を旅団が保持している
戦術的な港があるヘルソンを開放し、戦争前に30万人の人口があった同地はキエフ政権にとって最重要であるかもしれない。
モスクワにとっての最重要課題はヘルソンを維持することかもしれない。
ロシアの第49諸兵科連合軍は増大する軍を監視しているー現在30大隊相当の同軍はヘルソン周辺を掘り、反撃に備えてさえいるであろう
Inhulets川からウクライナ軍が南進するか、ロシア軍が川に向け北進するかどうかは、第17戦車旅団が戦闘の矛先を耐える可能性がある
https://www.forbes.com/sites/davidaxe/2022/08/05/it-seems-ukraine-is-struggling-to-form-tank-brigades/?sh=1f6bde41669a