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日本Sに敗れ思い浮かべた少年の顔 ハマの守護神が翌日に伝えた思い
横浜DeNAベイスターズ・山崎康晃(29)が24日、史上8人目の通算200セーブをあげた。
そのルーツは東京の下町、荒川区日暮里にある。
今年2月、西日暮里駅改札口前で金色の郵便ポストがお披露目された。荒川区日暮里出身の山崎が、昨年の東京五輪で金メダルを獲得したことを記念して制作されたものだ。ポストには山崎の名前を刻んだプレートが取り付けられている。
「あのような形で金メダルを表現してもらえることは非常に名誉なこと。誇りに思います」
山崎もこの春、人目を避けて夜中に見に行った。区内のどこのポストを金色にするかは、山崎が選んだ。
「家族と相談して西日暮里駅がいいと決めました。それこそ帝京高時代には毎日、あの駅から通っていましたから」
五輪でチームメートだった鈴木誠也(カブス)も同じ荒川区出身で学年は二つ下。鈴木のゴールドポストも同区内に設置されている。
山崎は小学校2年から中学3年まで、軟式野球チーム、西日暮里グライティーズで汗を流した。1974年に創設された歴史のあるチーム。実家が近く、親同士の親交のあった森本稀哲さん(日本ハムなど)も同チーム出身だ。山崎は森本さんにあこがれ、グライティーズ、帝京高と同じ道を進んだ。