人種差別疑惑で職務離脱か 日本人の地域事務局長―WHO
2022年08月30日22時21分
https://www.jiji.com/sp/article?k=2022083001114&g=pol 【パリ時事】世界保健機関(WHO)は30日、西太平洋地域事務局(フィリピン・マニラ)の葛西健局長が休職し、WHOのヤカブ副事務局長が職務を一時代行すると明らかにした。
葛西氏は人種差別的発言などの疑いで調査を受けており、このまま職務を離脱する可能性もある。
AFP通信によれば、WHOは葛西氏に対する調査は「継続中だ」と説明した。
過去記事
https://www.jiji.com/sp/article?k=2022013000080&g=int WHO、日本人幹部を調査 「人種差別発言」の告発で
2022年01月30日05時56分
【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は29日の執行理事会で、
西太平洋地域事務局の葛西健事務局長が職員に人種差別的な発言を行ったり、
ワクチンに関する情報を日本政府に漏えいしたりしたと内部告発を受けた問題について、「調査を行っている」と明らかにした。
テドロス氏は、まだ話せることは限られているとしたものの、告発を「深刻に受け止めている」と語った。
AP通信によると、フィリピン・マニラにある西太平洋地域事務局の複数の元・現職員が、匿名で葛西氏を告発。
葛西氏が特定の国籍の職員に「人種差別的・侮辱的発言」を行ったほか、取り扱いに注意が必要なワクチンの情報を、日本政府に渡したなどと糾弾しているという。
葛西氏は告発内容を否定している。