「私は樺太で生を受け、今年で52歳になる無所属廃人ですが…」芸人・鳥肌実が語る「過激すぎる右翼芸」誕生秘話(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
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「皇居に向って敬礼」「あぼーん、お国の為に」「無所属廃人」……。目に飛び込むや否や緊張を強いられる文言が刺繍された“玉砕スーツ”をまとい、25年以上にわたってステージに立ち続ける芸人、鳥肌実(52歳)。
鳥肌氏が脚光を浴びるきっかけとなった1999年、日比谷野音での単独ライブ、演説芸が生まれた複合的な背景、玉砕スーツの秘密などについて、話を聞いた。(全2回の1回目/ 後編に続く )
(中略
鳥肌 そうですよ。梶くんの元ネタは私です。随分と前ですが、作者の玉井さんともお会いした事があります。
ところがですね、漫画が売れて、梶くんが有名になり過ぎて、こないだ、とんでもない書き込みをネットで発見したんですよ。
「鳥肌実って、オメガトライブの梶くんのコスプレしてる人でしょ?」と。本家本元が、バッタもんのコスプレイヤー扱いとは、いやいや私の知名度も地に落ちたなと。
(中略
鳥肌 財政難で売りました! いや違う、廃車にするのに逆に30万取られました。とにかく維持費がかかり過ぎて、普通の駐車場は貸してくれないでしょ、縁起が悪いからダメだと。
となると、霊柩車専用の倉庫が要りますし、古いアメ車ベース(1970年式リンカーン)ですから、あっちやこっちがダメになってきて、結局、断腸の思いで手放しました。気に入って乗っていたんですがね。狛犬や十二神将まで追加で取り付けて。
最初、自分で練馬の陸運局に乗って行きましてね、無理やり車検を通したんです。白ナンバーの自家用登録で。いやー、苦労しましたよ。陸運局の人間に「自家用霊柩車は過去に前例が無いからダメだ」って言われて。葬儀屋さんは皆、緑ナンバーの業務車両ですからね。
いや、これは通勤で普段使いするんでと、言い張って、何とか3ナンバーの自家用で通しました。
(中略
たまたまバス停なんかに、霊柩車をゆっくり横付けすると、バスを待っているおじいちゃんおばあちゃんに、もの凄い嫌な顔をされましたね。
(後略