文学は積極的にタブーに挑戦してきた、と仰る方が居ますよね。私は個々人でチャレンジするのが本道で、時が来るまで声高に語るべきものではないと思うのですよ。
ルイズ万歳、七生報国、おれの熱く灼ける眼はもう文字を見ず、
暗黒の空にうかぶ黄金の国連ビルのように重大なルイズの轟然たるジェット推進飛行を見ている、
おれは宇宙のように暗く巨大な内部で汐のように湧く胎水に漂よう、
おれはビールスのような形をすることになるだろう。
幸福の悦楽の涙でいっぱいの眼に黄金のルイズは燦然として百万の反射像をつくる、
八時五分、おれは十分間、真のルイズの魂をもっている選ばれた少年として完璧だった、
おれのルイズの城、おれのルイズの社! ああ、おお、おお、ルイズ!
ああ、ああ、あああ、ルイズよ、ルイズよ!
ルイズよ! おお、おお、あああ‥
御曹司が電車痴漢で大量射精
若者が釘バットで暴れる
和式トイレで女の子がオシッコするシーンから始まる
テーマだけ聞くと何か普通のポリコレっぽいけど読むとすごい
死体処理のバイトで主人公がロリのまんこ見て興奮するシーンあるよな
なかなか挑戦的なスレタイで草
そこはせめて本人が亡くなってからにするとかさぁ
大江健三郎メチャクチャ馬鹿にした太田が大橋巨泉にバチーンとやられたの思い出す
エッセイだと無茶苦茶なのに小説だと過剰な怨念みたいなのがうまく作用してる
すまんなそうだったな
自慰でもオナニーでもなく自涜だし
青年・中年・老人それぞれの時期でピークがある怪物だからな
ケンと来てザブってのがすごいと思う
なかなかそんなの思い浮かばないよな
おれはインポテだった しかも正真正銘のインポテなのだ
昔は初期作品しか面白くなくて光が生まれて以降の話はワンパターンで退屈だと思ってた
自分に子供が出来てから読んだら、光以降の作品も親目線で読むと面白く読めるようになった
「静かな生活」とか、なんとも心温まるわ
そういう意味で、多彩な楽しみ方が出来る作家
近作をあまり読んでなかったんだが「美しいアナベル・リイ」は読みやすくて読後感もよくてよかった
たぶん大江作品のなかでは埋もれるような凡作だとは思うんだけど
初期作品「われらの時代」のトンがった感じはロックだと思う
ラストシーンがめちゃくちゃ格好良くて今は忘れたけど文章暗記するくらい好きだったなー
『偏在する自殺の機会に見守られながら生きている。これがおれたちの時代だ』みたいなやつ
そこだけフォントが太字になってたのも良かった