2,000年前のパピルスに「女性のヒステリーはセックス不足が原因」という衝撃の内容が記載されていた
https://nazology.net/archives/16031 そのミステリアスなパピルスは、18世紀に発見されて以来解読されないまま、スイスのバーゼルに保管されていました。
鏡写しのようにされた文字が解読を困難にしており、歴代の研究者たちを悩ませていたのです。
しかしついに、バーゼル大学の研究者らがその解読に成功。紫外線写真や赤外線写真を用いることで、
1枚ではなく何層かのパピルスがくっついていることが判明しました。そして、それらを1枚ごとに解読した結果、
それが古代の医療に関する書類であることが明らかとなったのです。
そこには「ヒステリー性無呼吸」とされる病状が記載されており、その症状は文字通り、
「ヒステリーを起こすことによる呼吸困難」といったものになります。当時、女性が「セックス不足」になると
「子宮」が乾き、潤いを求めて腹部を動き回ると信じられていました。そして、その「旅」が肺に達すると、
突然の息苦しさをもたらし、それが「ヒステリー性無呼吸」の正体であるとされていたのです。
当時のギリシャ人は、その状態を「子宮の放浪(Wandering Womb)」と表現していました。
また、「ヒステリー」といった言葉が、ギリシャ語で「子宮」を指す “hysterika” に由来しているのも、
そういった迷信が基になっているのです。ガレノスは、「ヒステリー性無呼吸」に悩む女性への処方せんとして、
数種類のハーブを勧めていただけでなく、「結婚」も治療法として挙げていたようです。