10月11日から始まった「全国旅行支援」。観光業界も期待に沸いていますが、その一方で混乱もみられます。
(COCOAトラベル 伊藤純子さん)
「現場はだいぶ混乱しているのが現状」
全国一律で始まったものの、制度が複雑で準備が追いつかず、ほぼ徹夜で対応に追われていたといいます。
「(旅行先の自治体から)すべての承認をもらうまでの作業が膨大で。各都道府県のルールを飲み込むのに、たくさんの資料を読み込まなくてはいけない」
混乱の原因は支援を受けるための書類や、クーポン券の配布に対するルール。
2年前の「Go To トラベル」とは違い、都道府県によって申請のルールが異なり、準備期間が短かったことも混乱の原因に。
この旅行代理店では、京都への旅行に160人ほどの予約がありましたが「早い者勝ち」のため、実際に支援金を受けられたのは40人ほど。
その結果、約120人が旅行先の変更などを余儀なくされました。
「全国旅行支援が始まったら、コロナ禍前までとは言わないが、かなりのお客様に足を運んでもらえると思っていただけに始まって予算がなかったというのは非常に悲しいお知らせ」
一部混乱の中で始まった「全国旅行支援」ですが、それでも、この新たな支援策に期待を寄せています。
「Go To トラベルが停止してから、旅行に行きたいが待ってくれた人がたくさんいる。皆さまに制度を利用して旅行に行っていただきたい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9dd287f71b9465d19c63814283d5ad8f6aab76b6