11/26(土) 15:40配信
THE DIGEST
「我々は皆、日本人のようにあるべきだ」
ドイツ戦後にもスタジアム内を清掃していた日本人サポーターたち。その振る舞いには世界的な賛辞が寄せられている。(C)Getty Images
日本人サポーターたちが国際舞台で見せた活動は世界的な注目を集め、一種のムーブメントになりつつある。
【動画】日本人を模範に行動! モロッコ人サポーターのゴミ拾いシーン
話題の発端となったのは、現地時間11月20日に行なわれたカタール・ワールドカップ(W杯)の開幕戦での出来事だ。エクアドルが“ホスト国”に地力の差を見せつけて2-0で勝利した試合後、スタジアムに居残った日本人サポーターたちが至る所に放置されたゴミを収集。一部ではあったが、この様子がバーレーンのYouTuberによってSNSで拡散されると、世界的な話題となった。
謙虚にスタジアムのボランティアスタッフたちをサポートした日本人たち。彼らの振る舞いは、各国サポーターの心を刺激し、ついにはゴミ拾いを真似し始めるサポーターたちも現れた。
11月22日にはサウジアラビア、そして11月23日にはモロッコのサポーターたちが、スタジアムに放置されたゴミを収集。その様子は現地の観戦者からSNSで拡散され、スタジアムを清掃する人々の輪は広まりつつあると言っていい。
そんな心地よいムーブメントを起こした日本人たちには、海外メディアも賛辞を惜しまない。ナイジェリアの日刊紙『This Day』でコラムニストを務めており、今大会を現地で取材しているザイド・イブン・イサー氏は「我々は皆、日本人のようにあるべきだ」と銘打ったコラムを掲載。強敵ドイツを撃破した森保ジャパンの快進撃をふまえつつ、こう記した。
「サッカーを愛する世界中の人々がサムライブルーの虜になったのは、選手たちの躍動だけが理由ではない。日本人のファンは誰よりも高揚したであろう勝利のあとにも、冷静に気を配り、スタジアムの清掃を手伝っていたのだ。彼らがみせる魅力的な礼儀正しさは、世界中から計り知れないほどの尊敬を集めている」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba36f55ab590dd1c89743a5cb5b0a99917bc174e