石田衣良さんが 「異世界転生マンガ」にハマって 原作を書いてしまった件。
「最初はコロナ禍のステイホーム時に、YouTubeをザッピングしていたら引っかかっちゃったんです。
タイトルも覚えてない作品だけど、ネタの畳み掛け方や大喜利的なネタの応酬が今っぽくて、面白かったんですよ」
現在石田さんは、自ら企画立案した「異世界転生マンガ」の原作に取り組んでいる。
「マンガは制作にスピード感があるから、作品に時代を反映しやすい。
小説や映画、アニメだとそこまでのスピード感は出せないので、マンガ原作も楽しいですよ」
マンガのジャンルとして大傑作は生まれにくいが、誰もが楽しめる作品が数多く生まれる。
成熟したエンターテインメントとはそういうものだと石田さんは言う。
「そもそも小説やマンガは娯楽であって、やれ文芸だ、やれアートだという高尚な顔をした難解な作風ばかりがもてはやされるのもおかしい。
『異世界転生マンガ』のように広く受け入れられているジャンルこそが、現在のクリエイティブの“中心線”のはずなんです」
https://news.yahoo.co.jp/articles/11ed4f7f248168ac76dce70ad65c83385e046ab2