旧統一教会の養子縁組をめぐる問題で、教団が縁組を行った信者に「養子縁組申請書」を提出させ、保管していることがわかった。
旧統一教会は、信者同士の養子縁組がこれまでに745件あり、あっせん事業が許可制になった2018年4月以降は、31件確認されたとしている。
関係者によると、教団が養子縁組を行った信者に対し、「養子縁組申請書」という書類を提出させ、教団本部の家庭教育局で保管していることがわかった。
「養子縁組申請書」には、養子縁組を行った家族の生年月日や所属教会などの情報が記載され、さらに家族の写真などが添付されているという。
「申請書」の存在について、教団は、厚生労働省と東京都が出した質問書への回答書でも明らかにしている。
教団は、回答の中で「申請書」について、「養子縁組の許可を求めるものではなく事実を報告するものにすぎない」と説明している。
また教団は、養子縁組の法的手続きには一切関与しておらず、金銭を受け取ったことはないとして、養子縁組であっせん事業を行っていることを否定している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f2fa318034c78a9391b54c44557ee82b127f694