イーロン・マスク氏、株の信用取引に警鐘-「集団パニック」のリスク
電気自動車(EV)メーカー、米テスラの最高経営責任者(CEO)イーロン・マスク氏は株式市場で「集団パニック」が起きるリスクがあるとし、信用取引に警鐘を鳴らした。
同氏は23日に公開されたポッドキャスト「オールイン」で、「不安定な株式市場で証拠金負債を持たないように本当にアドバイスしたい。キャッシュについて言えば、万一に備えることだ」と語った。 「下降相場では、かなり極端なことが起こり得る」と主張した。
マスク氏は今年、ツイッターを440億ドル(約5兆8500億円)で買収したが、買収資金の一部として同氏が借り入れとマージンローンで255億ドルを確保したと発表された。また、米証券取引委員会(SEC)への2022年4月の届け出によると、マスク氏は20年12月時点でテスラ株9200万株を担保として差し出していた。
マスク氏はポッドキャストで、リセッション(景気後退)が間近で、09年のような規模の景気悪化になるとの自らの見解をあらためて示した。「1年から1年半、嵐のような時期があり、その後、だいたい24年第2四半期(4-6月)ごろに夜明けを迎えるというのが私の最善の推測だ」と述べ、「好況は永遠に続かない。リセッションもそうだ」と指摘した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa30dcc4dbe0d92941e3e4110c079b2a86b207d8