https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221228/k10013936811000.html
お風呂の湯船にも危険 交通事故死より多い入浴中の死亡
凍えるような寒い冬、湯船につかって体の芯から温まりたい。
そう思っている人、年齢性別問わず多いのではないでしょうか?
私もその1人でした。
でも、その入り方、危険だったんです。
どうして危険なのか、何に気をつければいいのか、専門家に詳しく聞きました。
後段にはすぐにできる、入浴で気をつけてほしいことをまとめています。
年末年始の帰省の際、ぜひ高齢の家族に伝えてください。
「年間2万人以上が入浴中に亡くなったと推測される」
こう話すのは入浴を医学的に研究している、東京都市大学人間科学部の早坂信哉教授です。
早坂教授
「年間少なくとも2万人は亡くなっているとみて問題無いです。交通事故の死亡者は年間3000人を下回っているので、入浴中の死亡は、重大な社会問題であるにもかかわらず、あまり認知されていません」
早坂教授が2万人以上と推測する根拠は大きく2つ。
厚生労働省が入浴中の急死を調べた2014年の研究と、毎年出される人口動態調査です。
2014年当時、入浴中に亡くなった人は1万9000人と推定されていて、去年、湯船で溺死した人の90%以上が65歳以上の高齢者であったことから、2014年より高齢化が進んだ現在は2万人を優に超えていて、今後さらに増えていく可能性があるというのです。
冬×高齢が特に危険
その上で、特に危険なのが冬です。