ゼレンスキー氏、ヘリ墜落は戦争が招いたと主張 原因解明へ
https://www.bbc.com/japanese/64327433
ゼレンスキー大統領
ウクライナの首都近郊で18日朝にヘリコプターが墜落し14人が死亡したことを受け、原因究明が進められている。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は同日、墜落はロシアとの戦争が引き起こしたとの考えを示した。
ヘリコプターは午前8時30分ごろ、キーウ近郊ブロヴァリの幼稚園の近くに墜落した。
当局によると、デニス・モナスティルスキー内相(42)や内務省高官ら、ヘリに乗っていた9人と地上の5人が死亡した。地上の死者の1人は子どもだという。
墜落が事故以外だと示すものは見つかっていない。ウクライナ側は、ロシアが関与したとの主張はしていない。
しかしゼレンスキー氏は、スイス・ダボスで開催中の世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で、「戦時中に事故はない」とビデオ回線を通して述べた。
複数の可能性を調査
ヘリ墜落の原因については、ウクライナ保安局(SBU)がいくつかの可能性を追っている。
破壊工作、技術的な不具合、飛行規則違反などが含まれるという。
ウクライナ高官らを乗せたヘリは、探知されないよう低空でウクライナ各地を移動している。そうした飛行はリスクが高くなる。