駅エスカレーターが1時間に2度も非常停止、3人転倒搬送 都営三田線西台駅
東京都板橋区の都営三田線西台駅で1月27日、エスカレーターに乗っていた男女3人が転倒し救急搬送されていたことが3日、関係者の話で分かった。このエスカレーターでは約40分前にも転倒しそうになった乗客がおり、非常停止ボタンが押されていたことも判明。メーカーがエスカレーターを点検したところ、手すりとステップを連動させる装置に不具合が見つかったという。都交通局は詳しい事故原因を調査している。
都交通局によると、1月27日午前11時ごろ、西台駅のエスカレーターに乗っていた人が転倒しそうになり、それを見た別の乗客が非常停止ボタンを押した。その後、駅係員がエスカレーターの安全を確認し動き出したが、同42分ごろ、同じエスカレーターで男女3人が転倒する事故が起きた。3人は救急搬送されたが、いずれも軽傷。
エスカレーターのメーカーが点検・修理したところ、手すりとステップを連動させる「手すり駆動チェーン」と呼ばれる部分に不具合が見つかったという。都交通局は「エスカレーターの不具合と(乗客の)転倒との因果関係は分からない」としている。
https://www.sankei.com/article/20230203-FRMBAJWW45IW3LPQOFGQ74JMVI/