「彼は信じられないほど素晴らしい」
3月8日、東京ドーム。何人かのグループに混じってそんな絶賛の声をあげたのは、侍ジャパンのメンバーとしてWBCで注目されているセントルイス・カーディナルスのラーズ・ヌートバー選手だ。彼とは他でもなく大谷翔平選手のこと。
ちょうどその時、大谷選手がその場を通りかかった。次の瞬間、ヌートバー選手は驚く。大谷選手がハグをしてくれたからだ。それは大きなハグではなく、ちょっとしたハグ。大谷選手はハグすると廊下の方に消えていった。
天にも昇るほど嬉しかったのだろう、ヌートバー選手は「こんなことは初めてだ。スペシャルだ」と感嘆。そのグループの中にはあのボビー・バレンタイン氏もいた。
バレンタイン氏は元プロ野球選手で、メジャーリーグではニューヨーク・メッツやボストン・レッドソックスの監督を、日本のプロ野球では千葉ロッテマリーンズの監督を務めた野球界の巨人。バレンタイン氏は、大谷選手にハグされて喜ぶヌートバー選手に「楽しんでね」と声をかけた。
ワイドショーをはじめとした日本メディアだけの盛り上がりではなく、米国の地方紙「アーカンソー・デモクラット・ガゼット」オンラインニュースまで、翌9日の中国戦を前にそんな3者の様子を微笑ましく報じている。
ヌートバー選手の“大谷選手ラブ”はその後も、記者会見会場で続いたという。
「僕は君たちと同じだよ。彼をウォッチできるファンなんだ。フロントシートで彼をウォッチできるのは幸運なことだ。フィールドの内外で彼をウォッチできるのは凄い。彼は常人ではないよ、もっと素晴らしい。心からそう思うよ」
記事全文は文春オンラインで
https://news.yahoo.co.jp/articles/3774ad5ba9244b1adabacb9e9ed57a120d57cad4