小林製薬(大阪市)は26日、製造した「紅麴(こうじ)」原料を使ったサプリメントを購入した1人が2月、腎疾患で入院中に亡くなっていたと発表した。また、同社の問い合わせ窓口に、入院したとの連絡が新たに50人から寄せられたことも明らかにした。これまでは26人としていた。
亡くなった人の性別や年代などの詳細について、同社は明らかにしていない。2021年4月~24年2月にサプリを購入した履歴があった。遺族から同社に連絡があったという。
同社によると、製造したサプリ向けの紅麴原料に「意図しない、未知の物質」が含まれていることが分かった。亡くなった人が購入したサプリの中には、この物質も含まれていた可能性があるという。
同社は取材に、「誠心誠意遺族に対応する。情報があれば、開示する」とコメントした。
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