危険ドラッグ「1D-LSD」摂取後に飛び降りか 死亡するケースが2件相次ぐ
合成麻薬LSDに似た成分の「1D-LSD」を摂取したとみられる人が、マンションから飛び降りて死亡するケースが相次いでいることがわかりました。
捜査関係者によりますと2024年2月、東京・新宿区の22歳の女性がマンションの8階から飛び降り死亡しました。
女性は飛び降りる前に合成麻薬LSDに似た成分の「1D-LSD」を含んだ製品を摂取したとみられ、
一緒にいた男性は警視庁に対し、摂取後に女性の様子がおかしくなり「新しい自分になる」「飛びそう」などと言って飛び降りたと話したということです。
また、2024年1月には四国地方に住む20代の男子大学生も「1D-LSD」を含んだとみられる製品を摂取後にマンションから飛び降り死亡したということです。
このほかにも2023年8月に東京・浅草の路上で「1D-LSD」を摂取したという20代の男性が全裸の状態で発見され、
首を切った痕が複数あったため救急搬送されたケースや、東京・町田市で16歳の男子高校生が摂取後、
通行人に暴行を加えたり路線バスや車を壊したりするなどして逮捕されるケースなど「1D-LSD」との因果関係はわかっていないもののトラブルが相次いでいるということです。
2人が相次いで死亡したことを受け、厚労省は2024年2月、「1D-LSD」が含まれる3製品について医薬品医療機器法に基づき、
全国の店舗やインターネットでの販売を禁止する命令を出しています。
厚労省は「1D-LSD」について、「危険ドラッグの一種で乱用するとどういう症状がでるかわからないため絶対に使用しないでほしい」と呼びかけています。
https://news.goo.ne.jp/article/ntv_news24/nation/ntv_news24-2024040507451981.html
