0001番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です 警備員[Lv.14][苗][芽] (ブーイモ MMba-UI50)
2024/04/25(木) 15:47:21.09ID:qHyOGzVZM?2BP(1000)大谷翔平を近くで取材し続けてきた「ロサンゼルス・タイムズ」記者のディラン・ヘルナンデス、「ジ・アスレチック」記者のサム・ブラム。2人が“忖度ゼロ”で明かした、日本の「大谷報道」への疑問とは?
4月12日発売の『米番記者が見た大谷翔平 メジャー史上最高選手の実像』(朝日新書)より、一部抜粋してお届けします。(全2回の1回目)※文中「トモヤ」は聞き手・訳の在米ジャーナリスト、志村朋哉氏
(中略)
日本人が求める「いかに大谷が素晴らしいか」
ディラン サム、日本の記者が君に質問しているのは、責任を逃れるためだよ。大谷がクソみたいなプレーをしても、彼らは直接はそう言わない。「サムが言うには」と書いて記事になるんだ。「大谷はダメだ」とアメリカのメディアが言っていると。
トモヤ 「ディランが言うには」もね。
サム そういうインタビューでは、大谷について否定的なことは、ほとんど言わなかったような気がする。彼らが求めているのは、「いかに大谷が素晴らしいか」についてだと感じることもあったし。
トモヤ 僕もそれを感じることがある。特にテレビの取材で、「大谷は素晴らしい」の結論ありきで、質問してくる。それに合うようなコメントを欲しがっているのが伝わってくる。
ディラン 今は順調だけど、特に大谷の最初の3年間は、否定的なものであれば、僕らが書くのを待ってから、「現地メディアはこう言っている」って報じる。
面白いことに、時々、彼らは僕にアイデアをくれて、僕がそれを書くように仕向けて、その内容を記事にするんだ。元々、彼らのアイデアだったのに。
サム 勉強になるなあ。
ディラン 黒田博樹がドジャースにいた頃(2008~2011年)、ずっと黒田に貼り付いていた記者がいた。彼と黒田は仲が良くて、毎日そこにいる唯一の記者だから、
特ダネを手に入れることができたんだ。だから僕も、彼の書いた記事を読んで、それをもとに黒田に話して記事を書いた。そしたら、その記者は、私の記事を記事にするんだ。「ディランによると」って。
僕が記事にしたってことが日本ではニュースになる。「アメリカのメディアは黒田について、こう報じている」ってことに日本人は興味があるんだ。僕も実は日本人なのに。
でも、だからこそ、日本人がアメリカ人に従属的になっていることを少し危惧している。トランプを当選させたような国民なんだから、俺たちの言うことになんて絶対に耳を傾けちゃダメだ。
サム 100パーセント同意だね。
ディラン まだ第二次世界大戦の傷跡が残っているんだろうね。だから、アメリカの言うことは今でも奇妙なまでに重視される。
僕は週に3度くらい日本の記事に登場する
日本の記者の誰もが、アメリカ人の誰よりも野球に詳しいにもかかわらず、なぜか僕はいつも週に3度くらいは日本の記事に登場する。
いつも彼らにこう言っているんだよ。「この15年間、いつも引用してきたディラン・ヘルナンデスは、野球について何も知らないってことを記事にしろ」と。試合中は居眠りするし、パソコンでサッカーの試合を見てることもあるってことを。
テレビの取材の時は、日本語でも話す自信はあるんだけど、4分の3くらいは英語で話してくれと頼まれる。それも日本語で質問してきて、英語で答えさせようとする。
僕にアメリカ人ぽくしてほしいんだろうな。その方がステータスが上がるから。アメリカのどうしようもない教育を受けてきた僕の意見が、なぜか重視されるんだ。笑えるよ。
理解できないし、ちょっと問題だと思う。アメリカのやり方にただ従うんじゃなくて、日本には、ある意味でもっと世界をリードするようになってほしいと願っている。話が逸れて申し訳ない。
トモヤ 僕も「海外の反応」を気にする傾向はやめた方がいいと思っているよ。劣等感の裏返しだし。日本のテレビ番組なんかが、エンゼルスタジアムで明らかに白人を狙ってインタビューして、
彼らに「オオタニサーン」って言わせたり、大谷がいかにすごいかを語らせるのを見てると、日本人として恥ずかしくなる。
僕も、ある雑誌の取材で、トム・シムラさんと記事で紹介させてもらっていいかと聞かれたことがある。志村朋哉よりアメリカ人っぽいから。
(全文はソースで)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7abdd1e7ce6e73f5ae04e7c53ded21dec641ab3b