ガチ中華ってホントに美味しいの? 中国人の私はオススメしません(ニューズウィーク日本版)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a07555fb86a1049ece7ca94730669404add45be7
(前略
日本では通常、北京料理、上海料理、広東料理、四川料理が「中国4大料理」と呼ばれる。ただし、中国には8大料理、10大料理、12大料理といった分類の仕方もあり、つまり中国の料理は本来、それだけ多様で、それに伴う豊かな食文化があるのだ。
それに対し、ガチ中華は(私に言わせれば)辛い料理ばかり。食材に内臓を使うものも多く、豚の血やアヒルの血などと一緒に煮込む火鍋(写真は一例)はその代表格だ。
(中略
一方、「本場の料理だ」とガチ中華をありがたがる日本人に対しても、私は警鐘を鳴らしたい。だって、辛ければ本場の味というわけではないし、激辛の食べすぎは体にもよくないですよ?
どうせ中華を食べるなら、北京ダックや広東の飲茶、四川の麻婆豆腐といった、中国各地の特色ある一品を味わってもらいたい。上海蟹(がに)が有名な上海料理は、全般的に味付けがあっさりしていて日本人の口にも合うと思う。
世界一の美食都市である東京には、腕のいい料理人が厨房に立つ本格中華の店がたくさんある。それこそ中国人も認める「本物のガチ中華」だが、日本語が通じないなんてこともない。日本の皆さん、こっちの中華で「ガチ」を感じてみませんか。
(後略