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象牙の違法取引を日本が助長か
TOKYO, JAPAN — この夏、東京を訪れた多くの観光客と同様、私たちも浅草を目指した。だが私たちが見たかったのは、浅草寺でもなければあの有名な芸者の踊りでもない。世界のほぼ全ての国で禁止されているというのに、日本では合法的に堂々と売られている象牙を探すことだ。
(略)
「象牙」。クリーム色の彫刻を指さして、店の主人は言った。たったの5万円だという。破格値だ。
それは、この上もなく美しかった。私はネックレスを一緒にいた友人の首にかけ、写真を撮った。それから店の主人に、象牙を日本国外へ持ち出すことは違法じゃないのかと尋ねた。ニューヨークへ持ち帰ったら、厄介なことにならないだろうか。
しばらくの間を置いて、主人は答えた。「そりゃあ、税関に見せちゃいかんよ。でも、ニューヨークから来て象牙をアメリカへ持ち帰ったお客はたくさんいるよ」
そして私のバッグを指さし、中に何かを隠すしぐさをして見せた。「それとも、シャツの中に入れて持って行ったらいいさ」。自分の服の襟をたたいて、そう言った。「たぶん大丈夫」
難色を示す私たちの手に、主人は構わず名刺を握らせた。「明日の朝は9時から開いてるよ!」
(略)
「世界では、日本人は一般的に法を守る人たちという印象があるようですが、実際はそうでもありません」。東京に拠点を置く認定NPO法人トラ・ゾウ保護基金(JTEF)事務局長理事で環境弁護士の坂元雅行氏は言う。
https://www.nationalgeographic.com/animals/article/japan-illegal-ivory-trade-african-elephants-jp
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