>>1 米紙「トランプは安倍の言いなりだった」
安倍晋三首相は2015年、東京の堂々たるオフィスでのインタビューの中で、
最近の世界のリーダーには珍しい謙虚さを語った。"政治家は歴史に直面しても謙虚であるべきだ」と、
第二次世界大戦中に日本が韓国に与えた苦しみに言及した。
その寡黙さのおかげで、安倍氏はドナルド・トランプ氏の不安定な大統領の下で、
世界で最も成功したリーダーになったのかもしれない。安倍首相は、日本の安全保障は、誰が政権を握ろうとも、
ワシントンとの良好な関係にかかっていることを知っていた。そして、トランプ氏を微妙になだめ、
説得して、日本やアメリカにとっても良識ある政策を打ち出したのだ。
安倍首相は金曜日、体調不良のために間もなく退任すると発表した。
自分たちにふさわしいほど注目されていないリーダーと国に感謝する瞬間だ。
安倍総理の下での日本は、アメリカが望むような安定した堅実な同盟国であり、おそらく我々に相応しい以上のものだった。
"安倍総理は国のために明確な戦略を持っていた。アメリカなしでは日本は成功できない。
大統領が誰であろうと関係ない。ジョージ・W・ブッシュ政権でアジアのトップ専門家として活躍し、
現在は戦略国際問題研究センターの上級顧問を務めるマイケル・グリーン氏はこう語った。
グリーン氏は数十年来の安倍首相の友人であり、おそらくアメリカ人の誰よりも安倍首相のことをよく知っている。
日本の指導者がトランプ候補の育成を始めたのは、ほとんどの海外指導者がヒラリー・クリントンが大統領選に勝つと
想定していた2016年秋のことだった。安倍は、強力で潜在的に威嚇する中国に直面している日本が、
間違った賭けをする余裕がないことを知っていた。トランプ氏の奇襲勝利の後、
安倍氏はニューヨークのトランプタワーで初めて法廷を開いた世界のリーダーだった。
トランプ氏は簡単には売れなかった。トランプ氏は1980年代の貿易紛争の際には、声高に日本叩きをしていた。
トランプ氏は、日本の貿易黒字や米軍駐留経費を全額払わなかったことについて、定期的に安倍首相に嫌がらせをしていた。
グリーン氏によると、安倍氏は冷静に耳を傾け、日本に基地を持たずに太平洋を守るにはどれほどの費用がかかるかをトランプ氏に伝え、
最後には若いアメリカ人が命をかけて日本を守ってくれたことに感謝の意を表したという。
トランプ氏は最終的には暴言を止め、安倍氏の言う通りにするのが普通だった。
日本の指導者は、トランプ氏が韓国から米軍を撤退させるのを説得することができた。
そして彼は、米国が受け入れる「自由で開かれたインド太平洋」の理念を形作った
共同海洋戦略のアイデアを作り上げたのだ。
以下ソース
ps://www.washingtonpost.com/opinions/2020/08/29/shinzo-abe-better-ally-than-we-deserved/