米ファンド、フジHDに2度目の書簡 「会見は真相隠蔽」:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2205P0S5A120C2000000/ 日本企業に投資する米ダルトン・インベストメンツが、
タレントの中居正広さん問題で揺れるフジ・メディア・ホールディングスに2度目の書簡を21日付で送ったことが明らかになった。
フジが日本時間17日に開いた記者会見は事実の適切な公表を怠っていると主張し「真相隠蔽だ」と批判した。
「なぜ限られたメディアしか参加させなかったのか。なぜ大手テレビ局であるフジテレビがテレビ取材を許可しなかったのか」
と会見の運営を批判したうえで
「なぜ港浩一社長は質問のほとんどに答えなかったのか、という疑問が残った」とも表明
そのうえで
「ガイドラインに基づかない第三者委員会を発足させようとしていることは、真相隠蔽を意味する」と強い調子で批判。
「第三者委員会の信頼性は最初から損なわれ、フジHDへの信頼を回復するどころかすでに脆弱なフジテレビの評判をさらに悪化させた」と強調した。
第三者委員会については委員全員の氏名の公表、実施する調査の範囲、調査とその結果の公表スケジュールを明確にすることも求めている。
調査の範囲については「中居氏の件に限らず、不正の証拠があれば他の件にも広げること」を要請。
「少なくとも 2025年6月に開催されるフジHDの定時株主総会の1カ月前までには、調査結果と最終報告書を公表する必要がある」とも指摘した。