https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250125/k10014703201000.html 赤ちゃん3人死亡「エコーウイルス11型」検出 国が調査へ
去年の夏以降、関東地方で、生まれてまもない赤ちゃん3人が急性肝不全などを発症して亡くなり、「エコーウイルス11型」と呼ばれるウイルスが検出されたことが分かりました。かぜの原因となるウイルスの一種ですが、国内の感染状況は詳しくは分かっておらず、国は全国的な調査を実施するとしています。
国立感染症研究所などによりますと、去年8月以降、関東地方で、生まれて1か月以内の赤ちゃんが急性肝不全などを発症して入院し、亡くなるケースが3人報告されたということです。
医療機関などで調べたところ、3人から「エコーウイルス11型」と呼ばれるウイルスが検出されました。
かぜの原因となるウイルスの一種で、新生児が感染するとまれに髄膜炎や心筋炎など重い症状を起こし、最悪の場合亡くなることもあります。
国内の感染状況は法律で国への報告対象になっていないため詳しくは分かっていませんが、国立感染症研究所によりますと、髄膜炎の検査で見つかったケースなど去年は軽症を含めて90例以上報告されています。
ただ、過去7年間で死亡例が複数報告されたのは去年だけだということで、国はほかにも重症や死亡のケースがないか、全国的な調査を実施するとしています。
このウイルスをめぐっては、ヨーロッパを中心に感染した新生児が急性肝不全などを発症して亡くなるケースが3年前から相次いで報告されていました。
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