東急100周年、なぜ一貫して「沿線ビジネス」を続けるのか
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2209/10/news011.html 9月2日、東急グループは100周年を迎えた。
東急電鉄の前身、目黒蒲田電鉄が1922年に設立されてから100年になる。
同社の源流となった田園都市は、18年に渋沢栄一が設立した。
東急グループは経営において、一貫性を継続することで発展してきた。
企業経営において、ぶれない一貫性を持つことは重要だ。
企業でなくても、組織の運営はどこもそうかもしれない。
何かあると方針が大きく変わり、実際に提供されるモノやサービスもまったく違うものになり、顧客あるいは同僚などからそっぽを向かれる。
「君子は豹変する」といって大胆な変化をほめる人もいるだろうが、そのことが多くの人を戸惑わせ、迷走を感じさせ、株主どころか従業員すらも嫌気がさしてしまうこともある。
東急グループは鉄道事業を軸に、沿線開発を展開するビジネスモデルを、この100年間ずっと継続してきた。
そのことが東急の企業価値を向上させただけでなく、東急沿線に住む人が増え、長年住んでいる人は東急沿線という地域に愛着を深く感じるようになった。