1 :
もろ禿HINE! ★@無断転載は禁止
2016/05/16(月) 21:07:42.23 ID:CAP_USER
原発制御棒を分析 京大准教授ら、ホウ素状態解析手法開発 (京都新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160512-00000033-kyt-sctch
原発の制御棒に使われるホウ素の化学的な状態を、電子顕微鏡を使い詳しく解析する手法を、京都大エネルギー理工学研究所の笠田竜太准教授らのグループが開発した。溶融した制御棒の破片を模したサンプルの内部状態を分析することができた。東京電力福島第1原発事故の詳細な解明や廃炉作業に役立つ成果で、英科学誌サイエンティフィック・リポーツで発表した。
■廃炉作業に貢献
福島第1原発のような騰水型軽水炉(BWR)を持つ原発では、核分裂の連鎖反応を止める制御棒に、強固で中性子の吸収性がある炭化ホウ素を用いている。単体の融点は2400度以上だが、過酷事故時には周囲のステンレスなどと反応して通常より低温で溶け、酸化などでさまざまな化合物を形成する。福島第1原発の廃炉に向けて、制御棒の一部を取り出して状態を詳しく解析する必要があるが、有効な方法がなかった。
グループは、電子顕微鏡と、従来の分光器よりも高精度な「軟エックス線発光分光装置(SXES)」を組み合わせることで、制御棒の溶融状態を再現した1・5センチ幅のサンプルの状態の分析に成功した。ホウ素化合物の量や位置を詳しく知ることができた。
笠田准教授は「制御棒のホウ素の状態は、放出される放射性物質の種類や量に影響する可能性がある。今回の成果は、福島第1原発の廃炉作業の事前評価に貢献できる」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160512-00000033-kyt-sctch
原発の制御棒に使われるホウ素の化学的な状態を、電子顕微鏡を使い詳しく解析する手法を、京都大エネルギー理工学研究所の笠田竜太准教授らのグループが開発した。溶融した制御棒の破片を模したサンプルの内部状態を分析することができた。東京電力福島第1原発事故の詳細な解明や廃炉作業に役立つ成果で、英科学誌サイエンティフィック・リポーツで発表した。
■廃炉作業に貢献
福島第1原発のような騰水型軽水炉(BWR)を持つ原発では、核分裂の連鎖反応を止める制御棒に、強固で中性子の吸収性がある炭化ホウ素を用いている。単体の融点は2400度以上だが、過酷事故時には周囲のステンレスなどと反応して通常より低温で溶け、酸化などでさまざまな化合物を形成する。福島第1原発の廃炉に向けて、制御棒の一部を取り出して状態を詳しく解析する必要があるが、有効な方法がなかった。
グループは、電子顕微鏡と、従来の分光器よりも高精度な「軟エックス線発光分光装置(SXES)」を組み合わせることで、制御棒の溶融状態を再現した1・5センチ幅のサンプルの状態の分析に成功した。ホウ素化合物の量や位置を詳しく知ることができた。
笠田准教授は「制御棒のホウ素の状態は、放出される放射性物質の種類や量に影響する可能性がある。今回の成果は、福島第1原発の廃炉作業の事前評価に貢献できる」と話している。