理化学研究所と国立がん研究センターは21日、人工知能(AI)を使って、
内視鏡画像から早期胃がんを熟練医並みの精度で見つけることに成功したと発表した。
検診に使えば見逃しを減らし、早期治療につながると期待される。研究チームは、
医師の判断を支援する装置として実用化を目指すとしている。
胃がんは自覚症状に乏しいため、進行してから発覚するケースが多い。
また早期の場合、炎症との区別がつきにくく、専門医でも発見が難しいのが実情だ。
チームは、内視鏡で撮影した100枚の早期胃がん画像と100枚の正常な胃の画像を学習用データとして用意。
「ディープラーニング(深層学習)」と呼ばれる技術を使ってAIに学習させた結果、がんの80%を正しく見つけることができた。
正常な組織を正常と判断できた割合は95%だった。判断にかかる時間は0・004秒だったという。
■AIが発見した胃がんの内視鏡画像(右)と元の画像。
判別しにくいがんを見つけて、紫色に塗り分けた
https://www.sankei.com/life/news/180721/lif1807210018-n1.html
内視鏡画像から早期胃がんを熟練医並みの精度で見つけることに成功したと発表した。
検診に使えば見逃しを減らし、早期治療につながると期待される。研究チームは、
医師の判断を支援する装置として実用化を目指すとしている。
胃がんは自覚症状に乏しいため、進行してから発覚するケースが多い。
また早期の場合、炎症との区別がつきにくく、専門医でも発見が難しいのが実情だ。
チームは、内視鏡で撮影した100枚の早期胃がん画像と100枚の正常な胃の画像を学習用データとして用意。
「ディープラーニング(深層学習)」と呼ばれる技術を使ってAIに学習させた結果、がんの80%を正しく見つけることができた。
正常な組織を正常と判断できた割合は95%だった。判断にかかる時間は0・004秒だったという。
■AIが発見した胃がんの内視鏡画像(右)と元の画像。
判別しにくいがんを見つけて、紫色に塗り分けた
https://www.sankei.com/life/news/180721/lif1807210018-n1.html