貴重な恐竜の化石が岩手県久慈市で発見されました。久慈琥珀博物館が運営する、こはくの採掘体験場から、およそ9000万年前のティラノサウルス類の歯の化石が見つかり19日、東京で記者会見が行われました。
(リポート)
「まもなく東京・早稲田大学で会見が始まります。会場には岩手のメディアだけではなく、東京のテレビや新聞など、多くの報道陣が集まっています」
会見には久慈琥珀博物館と、分析を行った早稲田大学の平山廉教授、発見者の高校生も出席しました。今回、久慈で発見されたのは長さ9ミリメートルの、ティラノサウルス類の歯の化石で、上顎の左側にある前歯と判明しました。歯の形や特徴から、恐竜の体長はおよそ3メートルで、およそ9000万年前の白亜紀後期に生息していたと見られます。
確実な資料として発見された、ティラノサウルス類の化石は国内で4点目ですが、これまでに見つかっていたものは1億年以上前のもので、白亜紀後期の化石発見は今回が初めてです。
(早稲田大学・平山廉教授)
「化石が見つかったのは非常に珍しい時期。今後さらなる発見に期待できる」
化石を見つけたのは、岩手県立宮古高校に通う門口裕基さん18歳です。去年6月に高校の遠足で久慈琥珀博物館を訪れ、こはく採掘体験を行った中での発見となりました。
(門口裕基さん)
「かなり驚きました。1時間の発掘体験から見つかったのですごくラッキー。こはくを探す中で歯っぽいものがあるなと思いました」
ティラノサウルス類は30種類以上あるということで、今回発見された化石がどの種にあたるかはまだ特定されていませんが、今回のものと同じ白亜紀後期の化石は、世界的にも数例しか発見されておらず、新種の可能性も高いということです。
(平山教授)
「歯からだけではまだわからないが今後、手足などの化石が見つかれば新種と判断できる」
早稲田大学では今年8月に現地で、他の部位を探す集中調査を行う予定で、さらなる発見に期待がかかります。また久慈琥珀博物館では、今回発見された化石をあさって21日から8月中旬まで、期間限定で展示することにしています。
Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190419-00010003-ibciwatev-l03
(リポート)
「まもなく東京・早稲田大学で会見が始まります。会場には岩手のメディアだけではなく、東京のテレビや新聞など、多くの報道陣が集まっています」
会見には久慈琥珀博物館と、分析を行った早稲田大学の平山廉教授、発見者の高校生も出席しました。今回、久慈で発見されたのは長さ9ミリメートルの、ティラノサウルス類の歯の化石で、上顎の左側にある前歯と判明しました。歯の形や特徴から、恐竜の体長はおよそ3メートルで、およそ9000万年前の白亜紀後期に生息していたと見られます。
確実な資料として発見された、ティラノサウルス類の化石は国内で4点目ですが、これまでに見つかっていたものは1億年以上前のもので、白亜紀後期の化石発見は今回が初めてです。
(早稲田大学・平山廉教授)
「化石が見つかったのは非常に珍しい時期。今後さらなる発見に期待できる」
化石を見つけたのは、岩手県立宮古高校に通う門口裕基さん18歳です。去年6月に高校の遠足で久慈琥珀博物館を訪れ、こはく採掘体験を行った中での発見となりました。
(門口裕基さん)
「かなり驚きました。1時間の発掘体験から見つかったのですごくラッキー。こはくを探す中で歯っぽいものがあるなと思いました」
ティラノサウルス類は30種類以上あるということで、今回発見された化石がどの種にあたるかはまだ特定されていませんが、今回のものと同じ白亜紀後期の化石は、世界的にも数例しか発見されておらず、新種の可能性も高いということです。
(平山教授)
「歯からだけではまだわからないが今後、手足などの化石が見つかれば新種と判断できる」
早稲田大学では今年8月に現地で、他の部位を探す集中調査を行う予定で、さらなる発見に期待がかかります。また久慈琥珀博物館では、今回発見された化石をあさって21日から8月中旬まで、期間限定で展示することにしています。
Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190419-00010003-ibciwatev-l03