中国の探査機、月面着陸成功 土壌サンプル回収へ
【北京時事】中国が11月24日に打ち上げた月面無人探査機「嫦娥(じょうが)5号」が1日午後11時13分(日本時間2日午前0時13分)ごろ、月への軟着陸に成功した。
国営中央テレビが伝えた。
今後2日かけて月の土壌サンプル約2キロを採取し、12月中旬に地球に帰還することを目指している。
嫦娥5号を構成する四つの部分のうち、切り離された着陸機と上昇機が、月の表側の予定地点に着陸した。
今後、ドリルやロボットアームを使ってサンプルを採取。
サンプルを収納した上昇機が再び飛び立ち、月の上空約200キロの軌道で待機する周回機・回収機と合体する計画だ。
中国の探査機が月面に軟着陸するのは、2013年12月の「嫦娥3号」、19年1月に世界で初めて月の裏側に着陸した「嫦娥4号」に続き3回目。
30年までに米国などと肩を並べる「宇宙強国」となる目標に着実に前進している。
時事通信 12/2(水) 0:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1341e884999cba4f82fe5585b4477d8e1f883f2