認知症のサインが「血液中」に示されることを発見
認知症は、日常生活における記憶力、思考力、判断力がゆっくり、かつ不可逆的に低下する疾患です。
加齢にともなう症状の中で最も深刻な病気の一つであり、世界に約5500万人の患者がいると推定されています。
認知症は、神経変性によって起こることが分かっている一方で、認知症を事前に検出し、予防する方法は確立されていません。
しかし、沖縄科学技術大学院大学(OIST)を中心とする研究チームはこのほど、認知症の兆候が、血液中の代謝化合物の濃度にあらわれることを明らかにしました。
認知症患者と健康な高齢者では、33種類の代謝物の濃度に違いがあったとのこと。
この結果は、認知症の診断と治療の双方に大きく貢献するかもしれません。
研究は、9月14日付けで学術誌『PNAS』に掲載されています。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)
ナゾロジー 2021.09.29
https://nazology.net/archives/97147