阪大、一酸化炭素の分離を室温かつ圧力変動のみで実現する分子材料を開発
大阪大学(阪大)は5月17日、独自に開発した「0価ニッケル錯体」を用いて、一酸化炭素(CO)を高効率的に吸着する材料となることを見出すと同時に、得られたCO吸着体をイオン液体に分散して減圧条件下にさらすと、室温においてCOが脱着し原料錯体が再生すること、ならびにこの0価ニッケル錯体を用いて、COと水素(H2)と窒素(N2)の混合ガスからCOを分離することに成功し、水素精製技術としても応用可能であることを実証したことを発表した。
(以下略、続きはソースでご確認ください)
マイナビニュース 2022/05/20 06:30
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220520-2348224/ >「0価ニッケル錯体」
そもそも「0価」という言葉を、初めて聞いた。Web 検索してみよおっと。
0価というのは知らなかった・・・
とりあえずkey錯体ニッケルで微妙な電荷分布の変化により
COをスイッチするように吸着してしまうんだね
これもCO2削減の一環なのかな?
CO2を還元してCOにして吸着ということなのかな?
もともとニッケルを精製するのにCOは使われていたんだよ。
>(COは)常温では遷移金属に配位して種々の金属カルボニルを形成する。
>その中のニッケルカルボニル (Ni(CO)4) は、かつてニッケル精製の中間体
>として用いられていた。
「テトラカルボニルニッケル」は揮発しやすい液体で、実に激しい猛毒で
ごくごくごく微量でも危険な物質。一酸化炭素とニッケルが触れるだけで
生成するからCOの存在する環境にニッケルを暴露させると危険。
ニッケルの生成に使えるのは、その液体を分別蒸留などして精製してから
分解してニッケルを取り出せるから。
今はなくなったけれども、かつての都市ガスにはCOが一定割合含まれて居た。
ではそういうガスをつかっているとガスの配管とかガス器具の金属とCOが
反応して、金属カルボニル化合物を作って金属が腐食したりなどしないのだろうか?
であればCOが含まれていた時代の統計を見てみるとかすればいいんじゃないかな?